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庭作りの基礎:庭園の観賞方法 |
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庭作りの基礎:主庭 |
主庭の役割と考え方 主庭は本来の意味での庭になります。この庭は家族が見るためにありますので、自由に好きなように作ることが出来ます。自分の趣味で楽しむことができればよいわけです。 主庭というのは本来の意味での庭園のことです。単に庭といえばこの主庭を意味していることが多いようです。 前庭がお客様を迎えるためにあるものに対して、主庭は家族が楽しみ憩うためにあるのです。 ですから、あまり形式などにこだわらなくてもいいわけで、自分の趣味に合うようにして良いわけです。 しかし、趣味で良いとは言いましても、お客様を奥までお通しし、主庭をご覧頂く機会もあるでしょうから、きちんとしたものを作りたいと思われても不思議はありません。 主庭を作る上で大切なことは安全ということです。 自分の子供や、孫たち、あるいは親戚の子供たちが来るかもしれません。 浴槽や電気洗濯機で溺れる子供がいたということも聞きます。 庭にしても同じことです。安全に注意が必要なのです。 廊下や縁側の下の犬走りをコンクリートにすると、落ちたときに致命傷を与えてしまう危険性があります。 石張りにするのも危険です。 主庭に築山を設け、石組みを施す場合、各々の石はしっかりと固定しなくてはなりません。 まさか石が傾くとは思わずに登ってしまい、ぐらっと来て転落、しかも他の石に頭が当たってしまったなどとなれば最悪です。 つまづき易い石なども避けるようにしましょう。 もうひとつ、主庭の考え方として大切なことは、罪を作らないように考えておかなくてはならないということです。 子供が誤って枝を折ってしまい、大人が叱るというのは、主庭が罪を作ってしまったということです。趣味で作るものが罪を作ってはいけません。 折ってはならない木を植えないことです。 折られても良いという心構えも必要でしょう。 主庭の地割 庭作りにおいて、主庭の地割を考えるておくことは大切なことです。 どのようなことを考えておかなければならないか、重要な点をあげてみましょう。 建築式か風景式かなど、様式をどうするか。 池、石、花壇など、主庭の中心を何にするか。 鑑賞のため、庭木いじりのためなど、主庭を作る目的を明確にすること。 そのほかにも、費用や維持管理のことなどもありますが、この3つが最も重要な要素となります。 庭作りにおいて、考えておかねばならないことです。 これによって、おのずと地割が異なってくるでしょう。 地割を行う上で注意しておくと良いのは、中心をどこに置くかということです。 要するに見せるべき主体の位置です。 通常、黄金分割という割合の所に置くと良いと言われます。 黄金分割というのは、3:2に分ける位置ということです。たとえば、幅10mの主庭ならば、6mと4mに分ける点になります。中央ではありません。少し偏った位置が良いのです。 理屈はこのようですが、趣味を楽しむために作る主庭ならば、これだけ守りきらなくても良いと思います。もっと自由に、自分の好きなように、すなわち自分の趣味を楽しむことができるように作れば良いと思います。 |
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