趣味を楽しむ:流れのある小庭

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趣味を楽しむ:せき
 

早い話、堰というのは小さな滝のことです。趣味を楽しむため流れに変化をつけ、このように小さな水の落しを設けたのです。
この堰の下には水の溜りを設けてあります。
実は、この水の溜りを設けるに当たり、ただ単に水の溜りがあっても面白くありませんので、溜りの始まりとして堰を設けることにしたのです。 水の落ちるところは深く掘れるのが自然です。いわゆる滝つぼです。
そういう意味で、単なる趣味としてではなく、堰と溜りは一体としてあるのが自然だということが出来ます。

水の落しとしての堰には違いありませんが、流れの一部の装飾でもあります。
滝の場合は両側に大きな不動石とか観音石という滝脇石を立てるのが普通ですし私の趣味にも合致します。
しかし堰の場合はそのような定石は示されていません。滝には定石があっても堤には定石がないのです。
私は、趣味を楽しむためと言うか、自己主張のようになりますが、堰の一方に目立つ石を置いてみました。
真っ黒の石です。
大きさは、この堰に見合う程度としました。
案の定、近所の方にご覧いただいたとき、この真っ黒な石を指して、「思わせぶりな石ですね」と、注目されました。
いかにも意味ありげに見えてしまったわけです。結構目立つのです。私の趣味も捨てたものではないと自己満足した次第です。

堰としての石は、横方向に平らになっているのが良いと思います。
そうすれば、水はほぼ全体的に流れ落ちてくれます。

 
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