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竹垣 |
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親柱と溝趣味で小庭を作ることにしたのですが、なかなか大変な作業です。でも趣味は楽しむことが大切です。大変だからこそ趣味は楽しいと言えるのかもしれません。ほとんど最終工程になりますが、ここに竹垣を作ります。 先ず最初に、親柱を打ち込んで、その間に溝を掘ります。 親柱は笠木よりも数cm高くします。 溝の幅は3cmか4cmですが、これは立ち子の竹の太さによって決めればよいです。 無駄に幅広くしないほうが後の仕事がやりやすくなります。 |
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仮埋め溝に立ち子を入れて、間隔と高さを大体出します。高さは、必要な高さより若干高めにしておきましょう。 打ち込むことで正しい高さにあわせる事は簡単にできますが、逆に、低すぎる場合は高くするのが大変です。 立ち子と立ち子の隙間は、金閣寺垣の場合、立ち子の太さと同じくらいが適当ですが、もう少し広めにするとか狭めにするとか、自由です。 しかし仮埋めのときしっかり間隔を出しておきませんと、後で修正はほとんどできません。 仮埋めは、親柱間に均等に立ち子が配置できるようにするために行う作業です。 |
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揃え立ち子を垂直にして、全ての立ち子の高さを揃えます。必要な高さになるよう、当て木をして打ち込みます。 すべての立ち子がまっすぐ、等間隔で、同じ高さになるようにします。 |
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本埋め立ち子の垂直に気をつけながら、根元をしっかり固めます。念のためもう一度当て木をあてがって、高さが揃っているかも見ておきましょう。間隔、垂直も見ておきましょう。 |
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渡し笠木の横の部分から渡していきますが、親柱に釘か木ネジで固定したほうが良いです。シュロ縄だけで固定しようとしても、不安定で、ぐらぐらしてしまい、なかなか位置が決まりません。 前面のほうには小さな釘を使います。頭が大きいと目立つからです。 後ろ側は木ネジでもかまわないでしょう。 その後、一番上の太目の笠木を乗せて、シュロ縄で縛ります。 |
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竹垣の完成竹垣が完成しました。L字になっていますが、短い方は、高さを低くしてあります。 最初、同じ高さにするつもりでしたが、ちょっと遊び心を入れてみたのです。 石組みとよく似合います。 互いに引き立てています。 材料は本物の竹を使いました。合成樹脂は長持ちしますが、これは自分の満足度に若干抵抗を与えるような気がしました。もちろん好みで合成樹脂を使われることは差し支えありません。 なお、ここで紹介した竹垣は、金閣寺垣に似せて作ったものであり、本物は渡しの竹を一部削ってあります。 その他、自分流としていますので、正式な金閣寺垣とは違うことをご了承ください。 また、各部の名称も、分かりやすくするため自分流で表現してあります。 |
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