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趣味を楽しむ:洋白

趣味を楽しむ一環としてスプーンの材質を調べてみました。
洋白とは、銅を50から70%、ニッケルを5から30%、
亜鉛を10から30%配合した銀白色の合金です。
500円硬貨などもこれで作られています。

洋白の成分と呼称

洋白とは、銅を50から70%、ニッケルを5から30%、亜鉛を10から30%配合した銀白色の合金です。
500円硬貨は洋白で作られています。日本における現行の五百円硬貨は、銅72%、亜鉛20%、ニッケル8%の合金製ですが、貨幣の世界ではこの合金をニッケル黄銅と称し、造幣局もこれを材質の正式名称としています。
スプーンやフォークなど銀製に似たカトラリーは洋白に銀メッキして作られることもよくあります。

このように、洋白は、銅、亜鉛、ニッケルの合金ですが、洋銀、ニッケルシルバー、ジャーマンシルバーなどの別名があります。また、スペイン語ではアルパカと称されます。

洋白で作り、銀メッキした製品には、E・P・N・S と刻印されることもあります。電気メッキを施したニッケルシルバーであるとの意味です。

洋白の特徴

洋白銀で作られた製品は、純銀製と同じくらいの品格があり、手触りや温かさ、輝きもほとんど変わらない製品になります。
銅が主成分ですので、プレスなどで成形しやすく、細かい装飾もしやすい金属です。
洋白銀は楽器に使われたりしますが、この金属同士の触れ合う音の響きは、軽快感が感じられます。
手触りも良く、口触りには重量感さえ感じられます。

洋白製の製品の全面が銀メッキされれば、まるで純銀製の製品と素人目には区別がつきません。
表面は、メッキではありますが、銀でできいるわけですから、銀製品の仲間には入れることができるかもしれません。

洋白のみで銀メッキしてないスプーンやフォークなど、洋食器としてのカトラリーはほとんどお目にかかったことがありまん。
よく磨かれた金属の可視光線反射率は、銀と洋白では異なります。銀は見事に輝きますが、洋白は銀には及びません。


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