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趣味を楽しむ:木製のスプーン

趣味と言うのは楽しむのに大変良いものです。趣味で研究した木製のスプーンについてお話しします。
木製のスプーンは、日本でも以前は良く使われていました。
例えば昭和になってからでも田舎では味噌汁を鍋からお椀に移すときに使用されていました。
いわゆる木のスプーンですが、今は金属製のお玉になっています。
木の匙はぬくもりが感じられます。


木の匙(昔)

木製のスプーンは古代から使われていました。
古代においても同じことですが、作ろうとするスプーンより一回り大きな木の角材があればそれだけから作りだせます。
入手しやすく、安価なわけです。
グラストンベリー湖のほとりで、考古学的発掘の際、歴史の証明として木の匙の断片が発見されています。

ローマ時代でも木のスプーンが見つかっています。
イギリスの海賊といわれるサクソン人はイギリス国内で使うために、沢山の木製スプーンを作っています。

木の匙(今)

今日 、 洋式料理を作る場合においても木製のスプーンは役に立ちます。混ぜるとか焼くときによく使います。
木製の場合、スープとキャセロールをかき混ぜるときなど、たまねぎやニンニクなどの臭いを吸収し薄くしてくれる効果があります。

木で出来ているため金属製のスプーンと違って相手を傷つけることがありません。例えばシチュー鍋から器に移すとき、しっかりこそいでも鍋底を傷つけることがありません。
あるいは、スクランブルエッグを作るとき、かなり乱暴にかき混ぜても大丈夫です。

 

木製スプーンの使用上の注意

木製スプーンは金属性スプーンと違い、ただ洗って片付けておけばよいと言うものではありません。
木の内部に入り込んだ料理の材料は、細菌の発酵に好都合の場所となりえますし、乾燥で割れる危険性もあります。
このため、使用後に洗い終わったなら、熱湯で消毒した後で、クルミ油、ココナッツ油、オリーブ油などの植物性の油を薄く丁寧に塗っておくのが正しい使い方です。


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