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趣味を楽しむ:スープ

趣味と言うのは自分自身を楽しむことかもしれません。趣味で調べたスープと言うものについてお話しします。
スープは、肉や野菜を煮込んだ水分の多い料理で、現在はスープスプーンですくって食べています。
しかしスープの始まりは、固いパンにつけて、軟らかくすることを目的とするものでした。


シチューとスープの違い

シチューとスープの違いを定義することはむつかしいですが、一般的にスープはシチューよりも素材が小さめに切られ、汁物として食べられます。
また、シチューの方が長時間弱火で煮込まれ、汁がより濃厚になっています。
スープは、シチューよりも底の深い器で出されるのが多いようです。
しかし、これらは一般的にと言う程度であって、そうでないことも多くあります。
スープをすくい取って食べる時にははスープスプーンを使うことがほとんどです。
それに対して、シチューを食べる時には、シチュースプーンと言われるスプーンがありませんのて、テーブルスプーンかスープスプーンを使っています。

 

スープの始まり

ヨーロッパでは、パンは伝統的には食事のたびに焼きたてのものを供するのではなく、焼いてから時間が経ち硬くなっているのが普通でした。
また寒冷でやせた土地の多いヨーロッパの多くの土地では柔らかいパンを焼ける小麦の栽培は困難でした。
ライムギやエンバクの栽培が主体であり、それらから作られたパンは、もともと硬い黒パンが大半でした。

そうした硬いパンはそのまま切って食べることは少々難しかったようです。
通常、肉や季節の野菜を鍋でやわらかく煮込み、汁の部分に味がよく溶け出した鍋物を作って、硬いパンをふやかして食べやすくしていました。
この鍋物がスープの始まりだったと考えられています。

 

スープの意味の拡大

時代が移るとともに、ヨーロッパのスープは出汁の部分を主役とする料理に変化していきました。
そうして、パンとの結びつきはなくなってきました。
今日では一般的には汁物料理や、パンとの結びつきの薄い汁物料理全般をスープと言うようになってきました。
例えば日本の味噌汁はパンとの結びつきはありませんが、英語ではMiso soupと呼ばれています。
スープの原型に相当するものを日本料理で考えるならば、鍋物の汁に冷やご飯を入れて煮込んだ雑炊がよく似ていると言えるかもしれません。
しかし、雑炊と味噌汁でどちらがスープかといえば、味噌汁の方をスープという人がほとんどでしょう。

だし汁としてのスープ

ラーメンなどの麺類のだし汁もスープと呼ばれることがあります。
また、料理にうま味を加えるための液体のこともスープと呼ばれます。

スープには食材のエキスやアミノ酸、核酸などの栄養成分やうま味成分を多く含んでいます。
このため、アミノ酸のスープ等というように、エキスが豊富に含まれているような状態を指す場合もあります。


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