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趣味を楽しむ:蓮華



ハス

趣味を楽しむことは人生を明るくしますし、趣味は楽しいです。私は仏陀の教えを理解することを趣味の一つとしています。
ハスの花を指して「蓮華」(れんげ)といいます。 ハスの花の形状を蜂の巣に見立てたところから来ていますが、ハチスが訛って、ハスになったと言われています。
「ハス」や「蓮華」と言う名前は、仏教とともに伝来し古くから使われた名前です。
また地下茎は「蓮根」(れんこん、はすね)といい、野菜として扱われます。

原産地はインド亜大陸とその周辺。
地下茎から水中に茎を伸ばし、さらに水面の上方に葉を出します。
茎に通気のための穴が明いています。スイレンは水面に葉を展開しますが、ハスは通常水面よりも高い位置に葉を出します。
葉は円形に近く、葉柄はその中央にあります。葉は撥水性があって、水をかけると水玉ができます。

花期は7〜8月で白またはピンク色の花を咲かせます。 早朝に咲き昼には閉じてしまいます。

 

仏教における蓮華

仏教においては、泥水の中から生じ美しい花を咲かせる姿が仏の智慧や慈悲の象徴とされます。
如来像の台座は蓮華をかたどった蓮華座になっており、厨子の扉の内側には蓮華の彫刻が刻まれています。
主に寺院では仏前に「常花」と呼ばれる金色の木製の蓮華が置かれています。

また死後に極楽浄土に往生し、同じ蓮華の上に生まれ変わって身を託すという思想があり、「一蓮托生」という言葉の語源になっています。
この思想は、仏典には記されておらず、日本の浄土信仰の中から出てきたものといわれています。

 

散蓮華

散蓮華(ちりれんげ)は中国などで用いられる陶製スプーンの日本での呼び名です。
ハスの花(蓮華)から散った一枚の花びらに見立ててこの名が付けられたものです。単に「れんげ」と呼ばれることもあります。

中国では「匙」、「湯匙」と呼ばれるのが一般的です。
西洋式のスプーンと区別する場合には中国式という意味で「中式」 を添え、「中式匙」又は「中式湯匙」などと呼ばれます。
ベトナムなど古くから中国文化の影響を受けた地域のほかシンガポール等世界各地の中華街でも用いられています。
日本へは平安時代に中国から伝来しました。

西洋式のスプーンと違い、陶製ですので熱い料理を食べるとき、便利です。

日本で出回っている散蓮華の多くはもともとはスープをすくうためのものです。そのため洋式のスプーンと違って、チャーハンなどを食べるのには深すぎたり大きすぎたりしてしまい、あまり適していません。
しかし、いわゆる本場の中華文化圏では、さまざまな形状、大きさがあり、例えばチャーハン用などもあります。


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