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フラッシュ |
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人のやらない写真を楽しむのが私の趣味です。こういう趣味はコンテストには向いていますが、結構大変なのです。 そのための撮影用のフラッシュをご説明します。 滴下された水滴が、下段のセンサーを通過し、タイマーを起動させます。 そうしてタイマーがタイムアップしたとき、フラッシュが発光するわけです。 私が最初に行ったのは、カメラメーカー純製のフラッシュを使用することとし、タイマーの出力としてリレーを用いてカメラのリモートコントロールに入力しました。 タイマーのリレーによる指令でリモートコントロールが押されたのと同じ状態になりますから、カメラのミラーが上がり、シャッターが開いてカメラ付属のフラッシュが発光し、必要な光量になるとフラッシュが停止し、シャッターが閉じる、という方法を用いました。 ところがこの方法では問題がありました。趣味で作っているのですから失敗もあります。 センサー通過後、タイマーを0msにしても、どうしても125ms以上かかってしまうのです。ミラーを上げてフラッシュの発光するまでの時間が必要なのです。 このため、もっと短い時間、例えば水面に達した瞬間を撮るときは36ms程度で発光しなくてはならないのですが、そういう撮影が出来ないのです。これを可能にするためには、一眼レフを用いる以上、すでにミラーを上げておかないとならないわけです。 ずいぶん前からミラーを上げてシャッターを開いておき、タイマーの指令と同時に発光させる必要があります。 純製のフラッシュを分解してそのように加工するほどの勇気はありませんでした。もし失敗したら何万円もお釈迦になってしまうからです。 それで、"うつるんです"のカメラを399円で買ってきて加工しました。 "うつるんです"のシャッターボタンでフラッシュ作動の接点を閉じていますから、この接点の代わりにサイリスタをいれて、そのサイリスタをタイマーで作動させるようにしました。 付属の単4電池ではすぐになくなってしまいますので、単一のアルカリ乾電池を2個パラレルにして使用しています。 写真の左右に見えています。 このようにすることで、下段のセンサーを通過したならば、水面に達する前でも撮影することが出来ますし、タイマー設定によって任意の時間で発光させることが出来ます。 ただし、フラッシュは発光を始めたら容量一杯発光してしまいますから光量の調整はできません。 カメラのシャッターは開いたままですし、絞りで多少調整は出来ますが、ぼけ具合を考慮しますとあまり自由にはなりません。 結局、この特製フラッシュを遠ざけたり近づけたり、あるいはフィルターをかけたりして調整してやらねばなりません。 デジカメなら、感度調整も少しは役に立ちますし、フイルムならISOの選択もあるかもしれません。 私は、フイルムカメラを使用し、フラッシュにフィルターをかける方法をメインとしています。 そうは言いましても、うまく第二滴が当たっているかなど常に監視する必要がありますので、デジカメでも同時に撮影しています。 |
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