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趣味と言うのは人それぞれでしょう。 私は色々の趣味を持っていますが、写真はその趣味の中でも大好きな方です。趣味は楽しまなければ趣味とはなりませんが、私の場合、実はその趣味の実行には苦労が付いて回るのです。趣味を楽しもうとすると大変な努力が必要になってくるわけです。
今年の写真はコンテストを目指し、水滴が衝突する瞬間の画像を撮影することにしました。そのためには色々の装置が必要ですし、初めてのことですから試行錯誤の繰り返しになりました。
まず必要なのは水滴が通過したことを検知して、フラッシュ用タイマーを起動するセンサーです。
白い点が2箇所打ってありますが、この間を水滴が通過すれば検知されます。
垂直を出してあるのだから、いつでもその真ん中を通るだろうと思うのは早計です。
あっちこっち振られて適当なところに落ちることがよくあります。
上段で滴下シャッターを引いたとき、最後の水滴はシャッターの縁で曲げられてしまいます。何回もやっていますと下のセンサー部は水でべたべたになってしまいます。
また、滴下口が汚れてきて濡れやすさにむらが出来ますとまっすぐに落ちず、やはり下のセンサーを濡らしてしまいます。
センサーは電子部品で出来ています。水をかけられて大丈夫なはずはありません。
実はこのようにべたべたになるであろうことは最初から予想していましたので、下のセンサーは透明なアクリルで覆ってあります。その覆いの中ほどにはパイプが通してあり、水滴はそのパイプを通り抜けます。
センシングのための赤外光線は、そのパイプを横方向に貫通しています。
また、そのパイプ以外の部分は外の光を減衰させるため、黒くペイントしてあります。
ただ有難いことに、こういう電気的センサーの制作は、私の本当に若い時からの電子工学的趣味の延長上にありましたので、むしろその趣味を楽しむ形で完成することができ、あまり苦にならずに楽しむことができました。


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